授産製品を見て wizzplanning, 2006年11月17日2024年3月31日 山口県障害者施設授産協議会の事業「授産製品展示会」の製品のアドバイザーの依頼がデザイン協会に来ていたので、午前中柳井市の会場へ。 ゆめタウン柳井の中に無理矢理会場をつくって、オープニングセレモニーのテープカットとかやっていたが、一般の買い物客が行き交う中での式典は、そりゃ無理があるだろ。 自分も授産製品を見てアドバイスをするのは初めてだったが、製品だけを見せられたら評価は自ずと辛口になってしまう。これが売れるか売れないかと言ったら、それは売れないでしょう、と言わざるを得ない。 会場では、実際に施設の子達が実演をしていた。授産製品を販売する主旨は、障害を持つ子ども達が自分に出来ること、興味があることを通じて一生懸命つくった製品を相応の値段をつけて売る。売れたことについて(もちろん売り上げは、その子達がもらうらしいが)障害者達が自信をつけて、自立したり、さらにはその分野で個人事業化したりすることまで視野に入れているそうだ。 ただ、こういう製品は、主旨を理解して頂ける人達に売らないと、全く意味がないように思う。目を見張るような製品もあれば、趣味の延長で稚拙な出来の製品もある。同じ様な製品は、今時は100円ショップに行けばいくらでも売っている。製品の背景に彼らの一生懸命努力した証が見えないと、ただ高いだけでバザーやフリーマーケットと同じになってしまう。 「授産製品」というカテゴリーを確立するための関係者の努力なくしては、このような事業は成功は難しいかもしれない。 未分類