カブトムシと言えば？

盆休みの間、実家に親族一同が集まっていた時の話。

甥っ子が世界のカブトムシ・クワガタムシの本を大事そうに持っていた。自分も子どもの頃昆虫が大好きだったのだが、今、カブトムシと言えば外国産の凄いヤツのことを指すくらい、世界中のカブトムシが手に入る時代になった。

生きた状態で。小さい頃図鑑でしか見たことが無かった、カブトムシの王様ヘラクレス・オオカブトムシですら、幼虫の状態で手に入るらしい。もともと日本とは気候が違うので、外に放したらすぐ死んでしまうはずだが、外国産の昆虫を飼育する業者は、一年中気温を調節して個体を量産する。

そうやって日本の気候に少しづつ慣れた外国産が、いずれ日本のカブトムシと間違いを起こして新種が誕生し、その先はどうなるのか…。