システムエンジニアの領域 wizzplanning, 2006年3月8日2024年3月30日 プロジェクトマネージャーという職種がある。 今、携わっているクライアントの案件は、まさにプロジェクトマネージャーを専属で配置してしっかりしたチームを組まないと出来ない!ことが判明した。クライアントのやりたいことをヒアリングしていくうちに、デザインで関わるところとシステムエンジニアの領域がごっちゃになっていて、とてもウチの手が出せる領域では無い部分がある。 システム開発の専門家に相談すると、要求されているシステムの設計だけでも約半年の期間と、ハードを合わせると1千万円近い投資が必要で、はたしてここまで投資をする費用対効果があるか疑問だということだった。それに、絶対にプロジェクトマネージャーを決めてスタートしないと、失敗しますよ、とも言われた。 デザイナーも大概に時間は不規則で毎日遅くまで仕事があるが、SEの仕事ほどべったりモニタと四六時中にらめっこではない。彼らは本当にモニタの前に座ったまま動かない。それだけシステム設計の仕事は時間との戦いなのだろう。 いずれにしてもクライアントが新しいことを始めたい時期と、実現可能な内容が矛盾しているのだから、折衷案を提案して出来ることをやるしか無い。そもそも今から起こるであろう膨大な顧客とのやり取りの情報や案内をすべてコンピューターでやろうとするから金と時間がかかるのだから、人の手で出来る部分はヒトがやればいいのだ。 それに、パソコンなどのハードは5~6年で償却してしまい、確実に古くなっていくのだから、へたにシステムを構築してしまうと数年後にまた投資をしなければならず、使いこなせるヒトの問題も発生し、パソコンを導入した為にかえって効率が悪くなるという泣くに泣けない状態にもなりかねない。 便利なものには確実に落とし穴がある。 未分類