電気用品安全法の激震 wizzplanning, 2006年2月3日2024年3月30日 今日凄いことを聞いた。 クライアントのAV専門店ジョイフルの社長より、PSEマークの付いていない中古品が4月から販売できなくなるので、大至急それをお客様に告知するDMをつくりたい、と。 PSEマーク?なんじゃそりゃ、と思って打ち合わせに行ったところ、これは全国の中古市場を根底から覆す大事になることが分かった。 2001年4月1日に施行された「電気用品安全法」で、「PS-Eマーク」表示無しの販売及び展示に対する猶予期間が2006年3月31日で終了するからだ。 この書き方だとますますわかりにくいが、要は、家庭のAC電源を使って動く製品が安全であるという適合証みたいな「PSEマーク」が2001年の4月に出来て、それ以前に生産された電化製品は安全でないので、5年だけ目をつぶってきたけどもう売るのも買うのも出来ませんよ!という法律。 これに該当するのは、ほとんどの家電製品・ゲーム機・オーディオ製品・楽器などがあるので、要するに中古の家電ショップからこれらの商品が消えるということ。(個人売買のみ許される) したがって、いくら高価なビンテージアンプやオーディオ機器を在庫に持っていても意味が無くなる、2001年以前の製品の中古市場そのものが消滅するのだから、こんな法律誰が決めたん?と驚いてしまった。 この法律に違反すると、最大1億円の罰金…。 中古市場がないということは、買い取りも出来ないということで、今どき高級なオーディオや大型テレビなど10数年は平気で動くのだから、6年以上経った製品は下取りそのものが出来ず、粗大ゴミ… 自分も今まで全くこのことを知らなかったが、世の中にほとんど知られていない事だと思う。これは家電リサイクル法の施行以上に世の中が混乱するはずで、もう少ししたら家電ショップやリサイクルショップの店頭は大変なことになるんじゃないかと思う。 スピーカーは電源を使用しないので対象外なんだって。 未分類