専門店の生きる道 wizzplanning, 2005年10月18日2024年3月29日 10年近く広告宣伝を専属でやらせていただいているAV専門店ジョイフルの創業記念セールの考え方について、今回は自分の考えを正直に社長にぶつけてみた。 プラズマや液晶の大型テレビがすっかり量販店の主力商品になって、こうなると結局安売り合戦になって、業界自ら自分の首を絞める悪循環が目に見えているので、専門店がウリのジョイフルとしては、テレビの安売り合戦に付き合うのは絶対にやめましょう!安く売るのは量販店にやらせておいて、ジョイフルは独自の道を行くべきです。と、自分としては結構な覚悟を決めて提案した。 デザイナーは提案してなんぼ!クライアントに聞く耳がなかったら切られることもあり得るとこだが、社長は勇気ある私の意見に共感していただけた。 そして、その場で創業祭の内容が、ばたばた~っと決まり、いつものように印刷のスケジュールを逆算しながら制作作業がはじまった。 長年、ジョイフルの取り扱う世界中の超高級オーディオを見たり聞いたりしているので、ひょっとすると自分は店員より機種については詳しいんじゃないか?と思うことがある。 そして高級オーディオの市場は、とまることなく確実に動いていると思うことは、次から次から超高級品が開発されていること。 今日も、創業祭の企画で展示するアナログプレーヤーの新製品カタログを数点預かったが、ちょっとびっくりするアナログプレーヤーに出会った。 ドイツの、ロルフ・ケルヒというメーカーのハイエンドアナログターンテーブル。見た目も戦車かと思うほど重厚だが、重さも66kgと、大人一人分ある。申し訳なさそうに付いているトーンアームで、なんとかアナログプレーヤーだとわかる。多分実際実物を見たら、もっとびっくりするはず。 スタッフの萩原に、「おい、このレコードプレーヤーいくらすると思うか?」と聞いてみたら、「5万円くらいですかね~」だって。「550万円だぞ」「…」 買う人がいるから造るんだろうが、このアナログプレーヤーの音を鳴らすアンプやスピーカーは、それこそ千万単位のはずだから、オーディオの世界は本当に奥が深い。 こんな商品、Y電機やB電器やD.D.で扱えるわけないので、やはり専門店というのは必要なのである。 未分類