思いつきって素晴らしい! wizzplanning, 2005年5月23日2024年3月29日 リフォーム関係の会社のウェブサイトをリニューアルすることになり、社長と担当の方が打ち合わせに来られた。 思えばホームページって、まだ世の中に出てきて(一般に認識されて)から、まだほんの10年足らずしか歴史がない。 今回リニューアルするサイトも、5年前くらいに他社でつくられたサイトだった。 当時は我がデザイン事務所も本格的にホームページをやっておらず、(というか、グラフィックの仕事で手一杯だった時期)しかし世間は第二次ホームページ氾濫黎明期みたいな頃だったように記憶している。 第一次はといえば、とにかくホームページを持っていることがステイタスになっていた時代だろう。 それでもたかだか12~3年前。ブロードバンドも無く、私もネットを使うときはモデムでいちいち接続して、出来るだけ電話代を節約しながら使っていた。 そんな時代につくられたホームページは、たとえ企業のホームページといえども、コンセプトも何もなく、やたらページが多い割には内容が無いといったものが少なくない。 創る側も、「1ページいくら」という訳の分からないデザイン料の算出方法をしていたからではなかろうか。 私がWebデザインの領域にこれからの可能性を感じるのは、そうやって乱れ打ちされてインターネットの世界に残されているウェブサイトの本格的な見直しが、一斉にはじまるはずだと思うから。 グラフィックデザイナーがホームページを創らない(人が多い)のは、基本的にコンピューターに詳しくないというのもあるが、ホームページ上では美しいデザインが今までは出来なかったという原因も大きいと思う。 画一的なフォントしか使用できなかったり、デザイナーにはどうしても許せないパーツの「納め方」とか…。 まあもともと、ホームページは「言語」なので、逆にこれほどのデザインが出来るようにソフトを開発した人の功績は大である。 今日の打ち合わせは、自分としてはサイトリニューアルの着地点をまだ決めかねていたが、打ち合わせをしながらいろんな話をしているうちに、つぎつぎにアイデアが沸いてきた。 「思いつき」って無責任な発想のようだが、「思いつく!」ためには日頃から自分の引き出しにいっぱいアイデアを入れておかないと絶対に出てこない。 今日の「思いつき」も、午前中のPTA(娘が通う中学校)のお母さん方との広報誌の打ち合わせの世間話からヒントになったものも_△襦_ 頭の中で考えていたら思いつかないアイデアも、人と話していて突然思いつくことがあり、すかさず口に出して、メモして、絵に描いてみて、打ち合わせをしながら完璧なアイデアが出来上がったことが今までに何度もあった。 「しゃべる」ことと「脳」の活性化には相関関係があるに違いない。 未分類